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2009.10/19(Mon)

091918 エンジェル・ハウリング 打撃騎士についての考察 

某画像掲示板でエンハウスレが立ってたので参加してみたけど、やっぱり自分一人で読んでいるより人と語り合えたほうが色々見えてくるもんですね。
オフでは身近にエンハウ、っていうか秋田作品語れる人がいないので、そういうときはやっぱり会ったこともないどこかの誰かと気軽に好きな作品について語り合えるネットって素晴らしいなぁと思います。


以下、エンジェル・ハウリングについてのメモ書き考察駄文。
色々読み込み浅くて間違いも多いのでしょうが気にしないでください。

○ベスポルト・シックルド元「打撃騎士」の打撃騎士って何か?
初めて読んだときはなんとなく全身甲冑着込んで剣とかじゃなくて棍棒とかフレイルとか担いでる騎士様を想像した覚えのあるこの用語。
その後も明確な解説(オーフェンにおける派遣警察の位置づけのような)はないままだったが、しかしある程度の推測はできそう。
まず、打撃騎士は軍属精霊使いの直護衛の任に就くものの役職名ではないかと思われる。
ベスポルト元打撃騎士は8年前まで軍属精霊使いリス・オニキスの直護衛だったこと、リゼル・セイド打撃騎士とミッツォ・シール打撃騎士は軍属精霊使いノニ・イシュカリスの直護衛だったことから、まぁ直護衛の任務とこの階級?は何がしか関係があるのでしょう。
直護衛に任命されたものが打撃騎士になるのか、打撃騎士が直護衛を任されるのかは不明。
ていうか騎士って職業?
それとも称号?
現実における騎士っていうのは騎兵職、称号、社会階級のいずれかを指すのか。
オーフェンのキエサルヒマ大陸では王都直属の軍人や警察の人間が騎士と呼ばれて拳銃の携帯を許可されてたはずだから、エンハウでも帝都で宮仕えする軍人の類を騎士と呼ぶ可能性はありますね。
帝都直属軍人の別名が騎士で、その中でも直護衛の任務につくのが打撃騎士、と予想。
つまり騎士って言っても中世風ファンタジーよろしく甲冑なんか着込んでないわけよね。

さて、じゃぁ今度は打撃騎士の打撃って何だろう。
個人的には、彼らが護衛すべき対象である精霊使いは念糸能力者という異能者なので、その「異能」と対比して「物理的な威力」で戦うから「打撃」騎士なのかなぁと思ったり。
つまり拳や剣やその他一般的な武装による攻撃をひっくるめて打撃、と。
作中に出てくる念糸能力者は大半が黒衣や軍属精霊使いやアウトローな連中(というより、あの世界では念糸能力者はよほどちゃんと能力を隠しておかないとそのいずれかにならざるを得ないのだろう)なので、念糸能力者=普通に戦っても強い人ってイメージがつきまといますが。
しかし、軍属精霊使いなんかはまず念糸と精霊使役の才能が最優先で選出されるはずだから、軍属として最低限の修練は積んでいても、やっぱり格闘戦闘が不得手な人はいるはず。
そういう部分を補佐するためにいるのが打撃騎士、と。
だから、近接物理戦闘にも自信のあるエリコ・スアハは直護衛を必要としていなかった。
それともう一つ、掲示板であぁなるほどと思える意見が出てました。
「素手による格闘を武器としているから打撃騎士」。
この場合は弓などの射出兵器や槍などの刺突兵器、剣などの斬撃兵器と対比して打撃の部分を強調した考え方でしょうか。
ノニ・イシュカリスの直護衛をしていたミッツォもリゼルもこれが自分の武器というほどはっきりした武器は担いでなかったですから、可能性はあるかも。
とはいえ、軍属精霊使いは黒衣と並ぶ帝国の貴重な財産ですから、その護衛の任につくものが武器の使用を制限されるというのはちょっと不思議な気もするので、たまたまミッツォが武器を必要としない戦い方を得意としていた、と考えるほうが個人的にはすっきりします。
まぁ少なくとも打撃騎士だからって好き好んで棍棒振り回すことはあるまい。

と、ここまで書いてから今更ながらにちょっと6巻あたりを読み返したら、なんか見落としがぽろぽろ出てきて参った。
まず、ノニ・イシュカリスが自らを「特務騎士」と名乗っているので、やっぱり騎士=帝都軍人なのは間違いなさそう。
その上で、精霊使いという特殊な能力と立場を持っているから特務騎士、と。
ちなみに特務騎士は戦時下以外では上官を持たない。
あと、精霊使いの直護衛はその精霊使いの配下扱いになるらしい。
帝都軍隊の中核を成すとも言われる8人しかいない軍属精霊使い、その直護衛という職務はやはり非常に特殊な存在なんだろうな。
そもそも戦時下以外での軍属精霊使いの職務っていうのが特殊なんだろう。
一般的な治安維持業務は特務騎士以外の騎士の仕事だろうから、その一般的な仕事以外の仕事をこなすわけで。
つまり普通の犯罪者以外の取り締まり、すなわち野に潜む精霊使い犯罪者、もしくはそれに匹敵する脅威、危険への対処。
たぶん政治的に危険だとかそういう類の危険分子は黒衣に掃除させるだろうから、軍属精霊使いにお鉢が回ってくるのは純粋に威力として危険な連中の排除になる。
念術能力者の確実な無力化の手段は基本的に抹殺しかないから、軍属精霊使いおよびその補佐たる直護衛の任務も抹殺という形になる。
それでミッツォは殺しに慣れていたと。
逆にそんな危険な任務がそう年がら年中舞い込んでくるわけでもないから、それ以外のときは単なる帝国の最高戦力の一角として対外的な抑止力として帝に仕えて待機しているのかな。

リゼルはノニ曰く武官で、武官とは国に任命された職業軍人のこと。
筆頭精霊使いの配下として直護衛の任についているからには彼もそれなりのエリートには違いない。
それに対して、8巻でベスポルトが帝宮外縁部に侵入したときに気絶させた見張りの兵士は、武官ではない平騎士の帝国兵らしい。
現実では武官は軍人としての専門教育を受けた人がなる場合が多いらしく、武官ではない兵卒は徴兵された一般兵のことを指すということらしい。
つまり、帝国軍に従事する軍人、兵を総じて騎士と呼称し、その中で武官として地位や階級を持っている職業軍人が○○騎士というような特別な呼称で呼ばれるようになるのだろうか。
もしかしたら、軍上層部クラス=??騎士、精霊使いなどの特殊任務従事者=特務騎士、??騎士と特務騎士を除く武官=打撃騎士、徴兵された一般兵卒=(平)騎士、くらいの広いくくりな可能性も十分あるなぁ。
でもそれだと、特務(念術能力、精霊使い)と比較しての打撃の意味が薄らぎそうだから、いまいち打撃騎士の打撃たる所以がわからなくなりそう。


つーか、武官て何とか騎士ってそもそもなんだっけとかってそういう軍隊関連の知識とか全然ない俺が考えるにはちょっとあやふや過ぎた話題だったかもしれない。
秋田さんは意外とというかこういう組織設定とか最低限にはちゃんと調べて設定してるんですね。
それとも武官とは徴兵された兵卒と区別して仕官、下士官を一般的に指すって一般常識?
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