Area-S ～エリア-エス～

24日の話ですが、コミティア８５に遊びにいってきました。
ドラは大学の漫研サークルに入っているのですが、うちの漫研は創作が基本なため、コミケよりもコミティアに参加する人のほうが多かったりするのです。
そんなわけで、俺自身はサークル参加しないものの、友人の売り子手伝いと称してサークル入場チケットをブン盗って遊びに行ってまいりました。

以下、コミティア日記。

【More・・・】

今回入場チケットをせしめたのは才堂フシト氏から。
この人はサークル「エプコット94」（だっけか、数字はうろ覚え）で次回のコミティア86も参加する予定らしいので、見かけた人は冷やかしで立ち読みでもしてやってください。
人類の超戦闘技能者軍団VS知性を持った巨大イカ群というクレイジーかつクールなマンガ描いてます。
なんていうか、中二病よりさらにおおらかで幼い小学校高学年くらいの少年が考えそうな（いい意味で）馬鹿馬鹿しい話を、大の大人が大真面目に描いちゃいましたみたいな感じ（褒め言葉
まだ絵は荒削りで発展途上だけど、「漫画力」がある人ってイメージです。

別に頼まれたわけでもないのに、なんで俺は宣伝なんてしてんのか。
コミティアの話に戻ります。

新宿でフシトと合流し、国際展示場へ向かう。
コミケから一週間後、こんなにも早く再びビッグサイトに来ることになるとは。
などと思っていたら、フシトはコミケ以外にもさらに別なイベントで数日前に訪れていたようで、ここ一週間で三回目らしい。
もはやブームも過ぎ去ったが「どんだけー」とか言ってやりたくなる。

今回のコミティアは西館での開催。
そういえば西側に来るのは初めてである。
中に入ってみると、Ｌ字に曲がった会場内が、見通せない分だけ地味に広く感じた。
とりあえずエプコット94のスペースに向かい、販売の準備をする様子を横でぼけーっと眺めている。
完全に気分は一般参加者のそれである。
開会まではフシトとどうでもいいことをくっちゃべったり、他に参加している知り合い連中のスペースに挨拶回りしたりしてのんびり過ごした。

開会と同時に、見本誌閲覧スペースへと向かう。
俺ってば前回で完全に味をしめたようである。
さっそくテキトーに本を読み漁って楽しい時間を過ごす。
コミティアも創作であればマンガでもイラスト集でも小説でも音楽CDでもゲームでも色々OKなので、見本誌コーナーには色々並んでいる。
だが、基本的に小説はちょっと立ち読みしただけじゃわからないし、単品一枚絵のイラストよりもいくつも絵を連ねて物語をあらわすマンガのほうが好きなため、マンガばっかり読んでいた。

色々見ていると、自分などより遥かに絵の上手い人たちがごろごろしていて、だいぶ焦ったり凹んだりする。
たいして努力もしてないくせに凹む権利もないだろうが、まぁ凹むものは凹むのだから仕方がない。
負けたくないという対抗心みたいなものを大事にしたいなと思う。

あれこれ見本誌を読みながら、気に入ったものをメモしていく。
今回はお金に少しだけ余裕があるので、試しにいくつか安めのコピー本なんかを買っていこうと思っていたのだ。
えらくみみっちい話だが、自分の財布から出す金は鐚一文といえど惜しいのがドケチの人情というものである。
いっそのこと同情していただきたい。
前述したとおり、絵にしろ話にしろ上手い人がいっぱい参加してるので、うっかりするとあれもこれもとなってしまう。
なるべく財布の紐を絞りつつ、ぱらっと読んだ直感にしたがって買うリストを作って行く。
結果、割と好みな素敵な本に何冊かめぐり合えてほくほくだった。
今回面白いなーと思ったのは、コピー本でも工夫しだいで見た目キレイな製本ができるということ。
ちょっと凝ったコピー本を作っていたのは、イメージだけど女性の作家さんが多かった気がする。
気がするだけかもしれないが。
自分も一度、コピー本作ってみたいと思った。
そのうちコミティアも参加してみようかな。

あとは、ぽつぽつ印象に残ったことでも。

・本を買ったら、おまけに手作りのお菓子をくれたサークルさんがあった。
嬉しいやら申し訳ないやらだったが、素直にいただいてお礼を言う。
サークル「ぽらんぽらん」さん、パウンドケーキ美味しかったです、あと本面白かったです。
ありがとうございました。

・見本誌スペースでちょっと気に入った本があって、あとで買いにいこうと思っていたら、フシトも同じ本を買っていた。
新刊は買えたのだが、俺がいったときにはすでに既刊は売り切れ。
フシト曰く、「あぁ、俺が最後の一冊買っちゃった」
……チッ。

・フシトのサークルの隣のサークルの人が、結局一日中現れず欠席だった。
何か用事があってこられなかった、と考えるのが普通だろうが、カタログのサークルカットがあきらかにやる気のない投げやりな感じで、「もしかしてダミーサークル？」とか思ってしまう。
かといって、別にコミティアはダミーサークルを作ってサークル入場するメリットはそれほどないはずなのだが。
人がちゃんときてくれれば投げやりなようでいて本はちゃんと出す、というネタになったろうに、来ないと本気でなんのサークルだったのやら謎が残る。


まぁそんなこんなで買い物を楽しみつつ、無事に閉会を迎える。
その後は、漫研の知り合い連中といっしょになって帰り、新宿へ向かう。
新宿で俺含め同学年の４人ほどで打ち上げに前回の時同様焼肉屋へ向かい、しこたま肉を食らってきた。
久びさに飲んだ酒は寝不足も手伝ってサワーいっぱいでいい感じに気持ちよく酔えた。
肉は俺は無難にカルビやらロースやら食っていたのだが、メンバーの一人がもっちゃもっちゃ食ってたギアラに印象全部持っていかれた。
まるで鳥の胸肉のごとき妙に大きいギアラの切れ身は網の上で変な存在感を持っていた。
あと豚タンより牛タンのほうが旨かった。

食事を終えた後はウェンディーズバーガーに場所を移し、各々アイス一個やらバーガー一個やらで二時間近くも席を占領、ポケモンにいそしむ。
ただしメンバー４人のうち俺以外の３人がポケモントレーナーであり、俺だけそうではなかったのでまったく話についていけないのだが。
寝不足で入った酒が頭に回り、固体値やら技の遺伝やらがどうこういう会話をBGMにバーガー屋で爆睡していた俺。
おかげで帰り道はしゃきっと帰ることができた。


今年の夏のコミケで同人デビューしてみたドラですが、コミティアでオリジナル出してみたいなーって気持ちも沸いてきました。
次のティアは11月かー。
ちょっと前向きに考えてみようかしら。
何はともあれまずは作品を創らなきゃですね。
がんばろ、うん。