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2008.08/25(Mon)

080825 コミケC74レポート その3 コミケ当日編 

コミケが終わってから一週間以上。
途中でうっかり何度も消してしまい、心がくじけそうになりながらやっと終わりました。
レポートもようやく最後、肝心のコミケ当日の話です。
初同人誌、初イベントサークル参加、ていうかそもそもコミケ行くのが初めてってのはそりゃいくらなんでもどうなのよ?
そんな感じでお送りします。


あと、大変遅くなりましたが、拍手コメントありがとうございました!
どうやら本手にとっていただけたようで感激です!
これからもがんばりますので余裕があればまた見てやってください!

【More・・・】


さて、コミケ当日編と言いながらまず前日に遡る。
Area-Sは二日目の土曜日の参加だったので、一日目はどうするかなぁと迷う。
結局夕方からバイトがあるし翌日の用意もあるからということで金曜は一般参加はしないことに。

自分で売り手の側に回るのは今回が初めてなのだが、買い手としてイベントに参加したときの記憶とネット上の持ち物やディスプレイについて解説してるサイトを参考にしながら、持っていくものを用意する。
本の販売に必要な道具の他に、夏コミでは暑さ対策などが必須と以前から聞いていたので、そちらに関する情報も集める。
最終的に用意したのは次のようなもの。
・色紙
・布
・小箱
・釣り銭、釣り銭入れ
・筆記用具、ハサミ、カッター、30センチ定規、ホッチキス
・古新聞
・スケッチブック
・扇子
・ガムテープ、セロテープ
・壁掛け式の葉書入れ?みたいなやつ
・ウェットティッシュ
・ビニール袋
・タオル3枚
・着替えのシャツ
・アクエリアス2Lペットボトル
・雨合羽
・コピー用紙とマンガ原稿用紙数枚
・クリップボード
・NintendoDS

こんなところだったかな?
釣り銭は100円玉と500円玉をそれぞれ5000円分ずつ用意。
100円玉保管用に100円ショップで50枚ずつ収納できるケースを買ってくる。
500円玉はそれほど数が多くならないだろうと考えて今回はケースは買わず。
色紙とクリップボード、布も100円ショップで購入。
色紙はスペース番号と売り物の値段を書くために用意。
クリップボードは暇なとき絵を書いたり、何かお知らせを紙に書いてはさんで立てておけるかなーと思って購入。
布は机に敷くために、90センチ×30センチを2枚した。

夏コミは暑さ対策、特に水分の補給をしっかりしないと冗談抜きでぶっ倒れると掲示板などでよく聞いていたため、スポーツドリンクをでかいペットボトルで用意。
実を言えば本当は二本用意していたのだが、さすがに4キロ背負って会場までいくとそれで体力の消費が凄いことになりそうだったのでそこは冷静になって持っていくのは一本にしておいた。

結論を言えば、今回は古新聞とスケブ、クリップボードは必要なかった。
あと、タオルも汗ふき用に一枚で足りた気がする。

普段学校へ行くとき使っている手提げ鞄には荷物が入りきらなかったため、着替えとタオル類、飲み物は別のカバンに入れて二つにわける。

夕方からバイトへ行って、10時過ぎに帰宅。
さて、この時点で未だにペーパーを描いていないという体たらくであったドラは、そこから慌ててその作業に入ることに。
今回原稿が間に合わず、あとがきの類を載せることができなかったので、その代わりと思って描いたのだが、今になって別に必要なかったかなぁなんて気もしてきた。
というか、原稿が正直中途半端な状態での入稿だったので、それに関する謝罪という名の言い訳をしたかったのだが。
このペーパー作成に思いのほか時間がかかる。
夜中には寝れるかなーとか考えていたが甘かった。
ペーパーの原稿完成が朝5時。
寝れない。
今寝たら死んじゃう(寝坊遅刻青紙的な意味で
まぁどうせ現地いっちゃえば暇だろうし最悪スペースで寝てればいいかと腹をくくる。


シャワーを浴びて朝食を食べて持ち物の確認をして家を出たのが6時を10分も過ぎた頃。
駅前のコンビニで昼食におにぎりを調達し、ペーパーをコピーする。
コンビニの中でカートを引いたお姉さんたちを見かけ、「まさかこの人たちもこれからコミケじゃねーよなぁ」なんて思ったり。
埼玉在住のドラ、大宮まで出てりんかい線直通の埼京線で国際展示場へ向かう。
流石に大宮のあたりじゃ楽に座れてそのまま現地まで行けたのはありがたかった。
池袋、新宿あたりでいっきに人が増えたのだが、4~5人に1人くらいの勢いでカート持ってきてたのがなんとなく印象的だった。

そんなこんなで国際展示場へ着く。電車を降りた時点で既に圧倒的な人の群れに、なんだかわくわくしてくる。
とはいえ、既に8時を過ぎていたから、別段駅が込むピークの時間というわけでもなかっただろうが。
人の流れにそのままついていって、ビッグサイトへ。
晴れ晴れとした青空がなんだか嬉しくなるとともに、その日差しの下で並ぶ一般入場待機列は大変だろうなぁなどと他人事のように思う。

やぐら橋方面から会場にたどりつく。
「日傘はたたんでくださーい!!」と声を張り上げるスタッフさんの横を通り抜け、入り口へ向かう途中にカタログの販売所が目に入った。
カタログは当日会場で買ったほうが少し安いと聞いていたのでそのつもりだったが、会場内でも買えたはずなので、荷物を背負ってる今はまだ買わないことにしておく。
サークル通行証を入り口でスタッフに提出し、無事会場内へ。
ちなみに一人参加だったので通行証2枚丸余りだった。
冬は誰かしら知り合いを誘ってみようかな。

東ホールへ向かう途中で、飲み物の自販機を見つける。
一応2Lのペットボトルは持ってきているのだが、暑い日は飲み物は飲めるだけ飲めるしなぁ、などとと思い、一応見てみることに。
自販機のそばに近寄ると目に入ってきたのはなぜか萌え絵。
……コミックウォーター
むぅ、ウォーターなどと言うからには中身はただの水か。
基本的に貧乏性なため、水買うくらいならお茶かスポーツドリンクを買う性質なのだけれども。
でもこれは何かのネタと思い出に買っておいてもいいかもしれない。
ふとそんな感じで血迷って自販機に並ぶ俺。
しかし、前の人がやはりコミックウォーターを買っていたのだが、友人の分も買っていたのだろう一人で何本も買っているのを見て、その数秒の待ち時間の間に頭がふと冷静になる。
2Lあれば多分足りるよなぁと思い直し、たりなくなったらそのとき買えばいいとその場を後にする俺。
ちなみに結論から言えばまったく問題なく足りていたのでここでの判断は正解だった。

東のロビーにたどりつき、自分のスペースがある東6に向かう前に、ふと気まぐれに東1に立ち寄る。
東1って竹箒が参加してるんだよな、どんな様子かなってのが気になったのだ。
……おー、さすがもう列ができている。
はたしてこの中の何割が転売屋さんなのかしらと皮肉なことを考えつつ、いろんなサークルのディスプレイを眺めながら東1を後にして自分のスペースへ。

ようやく自分のスペースにたどり着いたのが8時も半に近いころだったか。
既に両隣のサークルには人が来ていて準備を始めていた。
お隣に軽く挨拶しつつ、荷物を降ろして自分も準備を始める。
まず、気になっていた自分の本を確かめることに。
机の下にちゃんと届けられていたダンボール箱をカッターであけてみる。
おぉぉ、できてる!
俺のマンガが本になってる!
手に取りパラパラとめくりながら感動を覚える。
しかし、それに浸っている暇はない。
早いところ準備会に提出する見本誌を用意しなければスタッフさんが、
あ、来た。
すいません、まだ見本誌用意できてなくって……
あ、はい、参加登録カードはできてますんで、じゃぁ先にこっちだけお願いします。
はい、わかりました、じゃぁ見本誌は後でサークル窓口のほう持って来ますんで。
ありがとうございました。
スタッフさんが去った後、さっそく見本誌票を記入する。
それでえーっと、どこに貼るんだっけ?
あぁ、表3か。
表3ね。
表3てどこだ。
裏表紙の内側?
すまん、よくわからん、裏表紙ってここでいいのか、どうしよう。
間違って貼るのも救えないので、窓口で提出するときに確認することに。
(ちなみに表1とか表3とかようやく理解したのはコミケ終わってい絵に帰ってからだった。

サークル窓口に記入した見本誌票と見本誌を持っていき、その場で貼る場所を教えてもらって提出する。
「はい、じゃぁ見本誌の内容を確認させていただきますのでお待ちください」
お願いしますー。
そう言いつつ視線を逸らす俺。
いえ、意識過剰だっていうのはわかってるんですよ、スタッフさんも慣れっこでしょうし。
でも、生まれて初めて描いたエロ同人を目の前で女性に読まれるって、ある種の羞恥プレイですよね。
それはともかく、どうやら問題もなかったようで無事に受付も終わる。
モザイクってどの程度かけたらいいかよくわからず、手元の18禁同人を参考にして入れてたのだが、正直不安だったので助かった。

自分のスペースに戻り、販売の準備をする。
ていうか来たときに机の上にうずたかく積まれていたチラシ邪魔だなぁ。
とりあえず使わないほうのイスによけておく。
ていうか使わないほうのイスとかあるのが凄く寂しい。
それはともかく、机の上に布を敷き、本を置き、釣り銭と筆記用具を置いた時点でおおむね準備は終わりである。
まだ値段などを知らせる色紙を書いてなかったので、ざっくり筆ペンでガンナーなど描きつつ仕上げる。
最初は値段などを書いた紙をクリップボードにはさんで立てておこうかと思ったのだが、クリップボードを支えておけるものが見つからなかったので無難に色紙を使う。

準備がひと段落したところで、準備会の販売スペースにいってカタログと次回の参加申込書を買う。
この買い物で財布の中の札が消える。
お釣りのお金を用意するのにだいぶカツカツであった。

事前の買い物も終わったところで、もう一仕事あることに気づく。
うわ、やばい、まだペーパー用意できてない。
A4サイズのペーパーをA3に2枚分コピーしていたため、それを切り離さなければならない。
慌ててその作業を進めていく。
刷った同人誌は100冊なので、ペーパーは90枚分ほど用意してきた。
100冊全部売れるとも思っていなかったので、少なめでも問題ないだろうと考えての判断。
ていうか、コンビニでコピーするとき500円入れて試し刷りで50円ほど使ったため、残り450円分刷った結果だったのだが。
45枚のA3をすべて切り離すのは、開会までには間に合わなそうである。
まぁ大丈夫だろう、よくわからないが、開会すぐに入ってくるような人たちは多分大手の有名サークルから回るんだろう。
うちのような弱小ピコ手のところは開会からしばらくたって落ち着いた頃についでに回ってくる感じに違いない。
そう踏んで、のんびりペーパーを作っていく。


そうこうしているうちに、時刻は10時を迎え、開会の放送が入った。
巻き起こる拍手に、「あぁ今コミケに参加してるんだなぁ」などとしみじみ思ったりする。
拍手のために止めていた手をまた動かし、ペーパーつくりを再開する俺。
と、開会から数分でお隣のサークルさんにちらほらと訪れるお客さん。
どうやらあらかじめここをチェックしておいた人たちも多かったようだ。
行列ができるほどではないにしろ、しっかりお客さんが集まっている。
愛されてるんだなぁなどと思いながらペーパーをチョキチョキする俺。
すると。
「すいません、一冊お願いします」
え?
今の声、隣のスペースの前ではなく、こちらのスペースの前から聞こえてきた気がするが。
顔を上げる。
うわ、俺のスペースの前だった。
開会5分、まったく予想だにしていなかったお客さんの出現に軽くテンパる俺。
どうやら隣のお客さんがついでにこっちも見てくれたようだ。
コンビニアルバイトの経験を活かし、可能な限りにこやかなつもりで傍から見ると別にそれほどでもない感じでお客さんに本を手渡し、お金を受け取る。
あっという間のことでこれを書いている現時点でお客さんの顔も覚えていないが、初めて自分の本が売れたということでなかなか印象的な瞬間であった。

その後も、お隣のサークルの本を買った後にうちの本を見ていってくれる人が結構多かった。
おそらくもともとそれなりに人気のあるサークルさんだった上、とてもかわいい大きな看板を用意されていたので通路から目立っていたのだろう。
そういうサークルさんの横で同じジャンルの本を出せていたのは、なかなか幸運だったと言わざるを得ない。
一度手には取ってくれたものの、如何せん俺の力量不足ゆえ、試し読みして買わないという判断を下す人も多かった。
しかし、中には買っていってくれる人もちらほらといて、大変ありがたい限りだった。
というわけで、この後はうちのサークルの前で足を止めてくれた人に試し読みを勧めつつ本を売るという作業を延々と続けて行くことになる。
その中で、いくつか印象的だったことを。

一応お釣りの小銭をそれなりに用意していったのだが、流石コミケにはよく訓練された参加者が多かったようで、頒布価格の300円ぴったり払ってくれた人が大勢いた。
おかげで、事前に用意していった100円玉50枚は手付かずのまま、現地で入ってきた100円玉だけでお釣りのやりとりがほとんどできてしまった。
一方、500円玉や1000円札を出してくる人もそれなりにいて、500円の出入りが思ったより激しかった。
ていうか、1000円札しまっておく入れ物のことを事前に考慮してなかったため、筆記用具入れてた入れ物と小銭入れてた箱の間にスペースをあけて、そこに挟み込んでおくというなんとも情けないことをやっていたり。

開会から間もないころに買っていった人は、時間が惜しかったようで中身を見ずに表紙買いしていった人がちらほら見受けられた。
正直今回は時間を見誤って中身が白かったので、中を見て「まぁこの程度なら許せる」と思った人に買ってもらったほうが精神衛生上よろしかったのだが。

目の前の通路を行きかう参加者たちの中には、コスプレしてた人もたくさんいた。
その中で特に印象的だったのは、FF7のレッドXIIIのコスプレをしていた人。
なんか変な赤い気ぐるみがいるなーと思ったら、腕に刻まれたXIIIの刻印が目に入り、かぶらず手に持っていたマスク(っていうか気ぐるみヘッド)は隻眼の赤犬(?)。
正直ちょっと憧れた。
他にコスプレで印象に残ったのは、世界樹の姫ブシコスをしていた女性。
なかなかよくできていて、よくこんなもの自作できるなぁと感心していた。
絵を描くとかとはまた違った手先の器用さを求められるスキルだと思う。
うちのサークルの本を買っていってくれたのだが、エロ一辺倒な同人て女性が読んでも楽しんでもらえるものなのだろうかと不安になった。

上記の人を含めて、うちの本を買っていってくれた女性参加者が3人ほどいた。
ぱっと見で別段エロくはない表紙なため手にとって読んでみたらエロ同人で、しかしそそくさと置いて立ち去るのも申し訳ないからと気を使って買ってくれたんじゃなかろうかとか、やっぱり不安になる。
次はもっとでかでかと18禁ですとわかりやすく書いておくことにしよう。

上のほうで言っていたとおり、多いのは300円ジャストで払ってくれる人たちや、500円や1000円で小銭でお釣りを返せる買い方をする人たちだった。
しかし、時折やってきたのが、うっかり小銭を切らして大きいお札を出してくる人。
一日通して、5000円札を出した人が二人、万冊を出した人が一人いた。
とはいえ、1000円札なんかがかさばってきたときに5000円札出してもらえるとこれはなかなかありがたかった。
万冊で買っていってくれた人は午後1時を過ぎたころのことだったので、そこでいったんお札を大きいのにまとめることができてなかなかウマーだったり。
しかし、午前中一度5000円札を出されたときは机の上に1000円札が3枚しかなく、慌てて自分の財布をひっぱり出すなんて場面も。
しかも、財布の中身が札がまったく空っぽというものすさまじく寒い状況で、なおのことテンパってしまった。
そんな俺の様子を見かねたお隣のサークルさんが、親切にも両替を申し出てくれたり。
なんかもう本当にうれしかったです、ありがとうお隣さん。
しかし差し出された手は丁寧に断る性質なため、っていうかまぁテンパってたから思わず「ありがとうございます、だいじょぶです!」なんて勢いで言ってしまったのだが。
結局5000-300で4700円のお釣りを1000*3+500*3+100*2という変則的な返し方をしてみたりして乗り切った。
次は100円玉の数を減らして500円玉と1000円札を多めに持っていこうと思う。

お隣さんの本を横のスペースから見ていて、こちらから近いほうから順にボーカロイド本、新刊の世界樹本、その奥によく見えないけど何かの本という並び順だった。
ボーカロイドネタはよくわからないので、後でお隣のスペースの前がすいたときに新刊だけ買わせていただこうと思っていたのだが。
隣で買い物したお客さんが手に取った本が見えた瞬間に目の色が変わる俺。
一番奥の本はFateの弓凛本だったのかっ!
すぐさまにそそくさと席を立ち、お隣の前の列に並ぶ。
無事に世界樹本とFate本ゲットできました。
後で親切にもうちの本どうぞーって言ってくれたときに、もう買わせてもらいましたって言ったら驚かれたり。

時刻が昼を回ったころすこーしお腹が減ってきたので朝コンビニで買ってきたおにぎりを食べようかと思う。
しかし、思いのほかぽつぽつとお客さんがやってくる。
無論みんなが買っていってくれるわけでもないのだが、試し読みしてくれてる前でもさもさ飯を食っているのもかっこ悪いので、なかなか飯にありつけない。
今なら人こないかなーと様子を見てるうちに5分くらい経ってしまい、この5分の間に食べれたよなと思いながらカバンからおにぎりを出したところにちょうど人がきたり。
売り子一人だとこんなところも面倒だなぁと思った。

2時を過ぎたころ、刷ってきたペーパーが底を尽きる。
基本は本を買ってくれた人に一枚ずつ渡していたのだが、本は見送ったけどペーパーは欲しいって言ってくれる人もいたので、予想より早くなくなった感じだった。
ここでキリがいいと見てそろそろスペースを畳むか、それともペーパーコピーしてきてもうしばらくスペースにいるか迷う。
今回は初参加なので、記念に閉会までいるつもりだったから、結局ペーパー刷ってくることに。
東のコンビニのコピー機までいくと、やっぱりというか既に先客がいた。
後ろに並んで待つこと数分、どうやらまだまだ時間がかかりそうで気を使ってくれたらしく、
「何枚くらい刷るんですか?うちまだしばらくかかっちゃいそうなんで、先に使ってもらってもいいんですけど……」と申し出てくれた。
こちらがコピーするのは20枚ほどだからそれほど長い時間はかからないだろうと踏んで、先に使わせてもらう。
待たしては申し訳ないと、手早く作業しようとする。
それがかえってまずかった。
焦るあまりコピーするサイズを間違えて刷ったりして、結局コピーに失敗。
なんかまたやり直すとさらに時間がかかってしまいそうで、心が折れた。
お礼を言って、失敗したコピーを抱きかかえてその場を後にする。
次からはペーパーは多めに刷ってくるようにしようと心に決めた。

結局ペーパーがなくなったまま、それ以降も売り続ける。
だが、2時を過ぎると客の足もまばらで、気の早いところは撤収準備を始めている様子だった。
さらに3時くらいともなるとスペースを畳む人たちのほうが多い感じで、祭も終わりな空気が漂いはじめる。
閉会時間が近くなったころにはその理由ははっきりと知れた。
なるほど、閉会間際の時間になると宅配便の受付がめちゃめちゃ混むわけですね。
無事に閉会の放送が流れたときは、それまでスペースをたたんでない人のほうが少なかった。
ダンボール箱を運びながら長蛇の列をなす人たちを眺めながら、幸いと持ち帰れる量になった本の残りを紙袋にしまう。
チラシの中から抜き取った印刷所関係のチラシと、現地で購入したカタログと、売れ残った20と数冊の在庫を放り込んだ紙袋はそれなりの重さだったが、流石に今からあの宅配便の列には並べないし、宅配便を使うほどの量でもない。

閉会後、流石に一日の間に汗をかいたのでシャツを着替えるためトイレにいく。
長袖から半そでに着替え、ずいぶんさっぱりな気分に。
歩き回っていると他の人の汗だくな腕とぶつかるので、夏でもなるべく長袖のほうがいいという話を聞いていたため今まで長袖だったが、考えてみればずっとスペースの中に引きこもっている分には半そでで十分だったという事実には、昼前には気がついていた。

水分も、動き回っていたわけではないので、実際2Lもあれば十分だった。
というか閉会の時点でまだ缶一本分くらい残ってたのを一気飲みして片付ける。
調子に乗って現地で買い足したり、ましてや2Lのをもう一本持ってきたりしないでよかった。
本当によかった。

捨てられるゴミは捨てて、着替えもすませ、会場を後にする。
初参加の緊張感と高揚感で眠気も疲れも忘れていたが、駅にたどり着く頃にはそれが徐々に出てきていた。
りんかい線の中でつり革につかまり、立ったまま眠る俺。
確か大井町だか大崎だかあたりでいっきに車内がすいて座れたので、埼京線直通なのをいいことに大宮まで一時間以上ひたすら眠っていた。
足元にかわいい女の子の絵が描いてあるデカイ紙袋を置いてぐーすかぴー寝こけてるいい年した男を周りの人がどんな目で見ていたのかは、眠っていたので知らない。

ようやく家までたどりつき、飯食ったり風呂入ったり荷物片付けたりして、その日は早めに就寝。
翌日、三日目に起きたときは既に昼を回っていた。


こんな感じで、色々グダグダながらもなんとか大きなミスも事故もなく終えることができたコミケ初参加。
本当にいい経験になったと思います。
この経験を今後に活かせるようにがんばりたいなぁ。
がんばらないとなぁ。
めんどうくさいなぁ。
早くもヘタレつつ、冬コミの申し込みをしてるドラでした。
【編集】 |  23:42 |  同人活動  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

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