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2008.09/21(Sun)

080921 百年かけて願った握る小指 

ここ最近の自分の中の秋田熱の上昇で、シャンク!!の最終巻を読み返す。
いやー、やっぱり面白い。
よくまとまってるなぁと感心。
ブリアンは秋田作品屈指の萌えキャラですね。
つけひげベロも凄くいい味出してるし。

あと、秋田さんは読者に対してハッタリの効いた戦闘描写が上手いなーと思ったり。
オーフェンやエンハウではなんだかんだで地に足のついたレベルの戦闘が多かったイメージの後で、シンシアルータVS偽シンシアルータなんかでは珍しく桁外れの力の応酬が行われててワクワクします。
星のドレスとか悪獣の杖とか大陸を消し飛ばせる重力弾とか。
Fateの聖杯戦争でキャスターとしてシンシアルータを呼んだらどうなるだろうとか想像してみたりする僕はきっと月厨?
ううん秋田儲です。
でも、魔女の扱いは難しいしマスターがそのままぷっつり殺される可能性のほうが高そう。

ちなみに、挿絵は今読み返してもやっぱり残念な出来だが、モノクロ挿絵の一番最後のやつだけは割りと好き。
掲示板なんかでちらほら同じ意見を見かけたりする。
ゴダートの絵がなかったのは絵師、読者双方にとって幸福だったんじゃなかろうか。
がっしりした体格の男らしい男って苦手そうだし。


ところで、ブリアンの「百年かけた願い事」って、エンハウのミズーの「握る小指」と通じるところがあると思う。
オーフェン、エンハウ、シャンク、ついでにエスパーマンもか。
これらに共通のテーマとして、力は手段でありただそれだけで幸せになれるわけではなく、本当の幸せは別なところにあるってことが言えます。
けれども、俺がオーフェンに、ミズーに、シャンクに、憧れて止まないのはきっと、彼らの誰もが幸せをつかみ、守るに足るだけの力を持ち、また力を得るために努力してきた人たちだから。
力なんかあっても何にもならないよ、というわけではないんですよね。
力を必要とし欲して、それを得るカタルシス。
手にした力の大きさに振り回され、それを制御し乗り越えるカタルシス。
あれ、これって魔術士の在り方そのものか。
あいつが以下略でクリーオウが魔術士としての訓練を受けることを望んだのも、きっとこの辺に関係してるんでしょう。

……ていうか実際のところ開け扉(上)で、クリーオウは自分に持っている力を制御する訓練や覚悟が足りてないことを自覚してたんですね。
さっき読み返してて気づいた。
やっぱり細かいところまでは覚えてないものだなぁ、もう一度最初から読み返そうかしら。
でも今図書館のカードなくしちゃってて再発行もしてもらえないのよね。
しかし買うお金は……
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