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2009.10/31(Sat)

091030 アワーズ2009年12月号 惑星のさみだれ 感想 

ヤングキングアワーズ12月号の惑星のさみだれの感想。
もちろんのごとくネタバレばっかなのでまだ読んでない人は注意なのです。



【More・・・】



・表紙
祝・水上先生表紙二枚目。
ロリさみだれとアニマ様。
表紙だけ見るとなんか凄いほのぼのハートフルなマンガと勘違いしそう。
いや、十分ほのぼのだしハートフルだけど。

・惑星のさみだれ 水上悟志
巻頭カラー。
中表紙のさみだれの太ももがムチムチで妙にエロく感じてしまいます。
はさまれたい。
戦国妖狐の3巻も同時発売かー、楽しみ。

前から思ってたけど水上先生のSFとかに関する説明わかりづらっ!
土と同調して顕現とか、どのくらいの本気度で設定を作ってるんでしょう。
単になんとなくそれっぽい用語を並べてみてるだけなのか実はかなりガチガチに裏設定練りこんでるのか。
ぴよぴよのノリの良さとかを考えるに多分ノリな気はする。
ちなみに泥人形使いのアニムス、もし「土属性」だとしたらもう不遇な扱いの多い土属性キャラの英雄になれるんじゃないでしょうか。
まぁ全然関係ないですけどね、属性とかないし。

氷雨さんがアニマ(とアニムス)のご先祖様だったのか!
ということは歴史的に名を残すのもお姉ちゃんなのかな?
ていうかむしろ子孫を残すときの相手は誰だ!!
そこが一番気になってしまいます。
まぁ普通に考えればいつか半月を失った傷が癒えたころに作中に出てきてないどこかの素敵な誰かと結ばれるんでしょうけど。
あえて作中から見繕うと……豹くん?
いやいやいやいやいやないないないないない。
ないっていうかなんか許せない。
まだみーくんのほうが。
でも何気に一番好みなのは氷雨×夕日ですよ。
まぁ夕日は今や誰とくっつけても全然しっくりきちゃう超いい男に成長しましたけど。

そしてゆーくん子供時代登場。
ていうかうわー可愛い……!
火渡姉が見たら鼻血ものですねこれは。
とうとう一巻の伏線が回収されましたね。
まぁ割りと妥当な可能性ではあったんでしょうけど、俺はてっきり夢の中だと思ってたからちょっとびっくりです。
「犬とは相性悪いんだ」でクスリとくる。
しかし、ゆーくんはやっぱり根っこというか芯はすごく強くてまっすぐな人だったんですね。
物語開始時はあれだけひねくれて精神年齢も中学生で止まったがごとくでしたが。
穴掘っていい汗かいて友達を呑みに誘う、そんな好青年な顔が本当の夕日だったのかも。
この時点では夕日は小学4年生……9~10歳ってところですね。
物語開始時点での夕日が大学1年で18歳。
そこから10年さかのぼると、さみだれと会った時点で既にお父さんは死んでたんだろうか。
爺さんの虐待がまだ本格化してなかったのか、毎日「人を信じるな」と言われながらもまだ歪まないでいられた時期なのか。
夕日はお父さんのご存命中から刑事になりたいって言ってたんですよね。
「ぼくの父さんだって『刑事だけど』迷子の子を『捕まえたりしない』」
刑事が迷子を捕まえないのは一般論なので、一般論には時制は関係ないですが、この場合は「父さんだって刑事だったけど」と過去形にはなってないので、この時点ではまだお父さん生きてたんじゃないかなー。
さみだれと会ったのが4年生の春、4年生のうちに父他界、で大学1年初夏時点で約9年経過を四捨五入して爺さんとの生活を10年と表現、みたいな。
えっとさみだれの病気がよくなったのが何年前だっけ?
くそ、マンガ読んで本棚に戻さないから5巻が見つからない……!

そして急にときめいてしまうアニマの「恋がしたい」発言。
先月号でアニマとアニムスの生い立ちが明かされたわけですが、この二人は子供時代までは超能力を持った人間の子供だったけど、その後は常人とはかけ離れた時間を歩んできたわけですよね。
師匠も500年生きて何でも知れて何でもできたけど、時間にそって地に足をつけて人間として生きてきたわけで。
常人離れした異常な知識欲を持つアニムスはともかくとして、アンチ・アニムスとして兄を止めるために生きてきたアニマにとっては、地球を守るために戦う理由すら実は曖昧だったという。
そんなアニマが、命を懸けるに足る守りたい誰かの存在を求めるのはきっと当たり前なんだと思います。
「アニマは君に賭けている」
とうとう、アニマが本気で命を懸けるに足る者たちにめぐりあえたわけですなぁ。

しかし前々から言われていた、「さみだれの病気を誰かの願いで治してあげればいいんじゃね?」って疑問を、「さみだれ自身がそれを望まない」という形で切り捨てるとは。
たとえ病に侵され好きに走り回ることもできない不自由な体だとしても、自分は、今、生きている。
病がなくなったとしても、人はいつか必ず死ぬ。
ならば、大切なのは単に少しでも長く生きることではなく、どのように生きて、どのように死んでいくかということ。
そう考えたとき、さみだれにとっては家族や友人に愛されて幸せな日々を送りながら寿命を迎えることと、たった一つそれ以外の全てを犠牲にしてでも子供の頃に惹かれて愛したこの惑星を自分のものにすることは、十分に天秤に乗せて比べる価値があったのでしょう。
もちろん、地球を砕けば地球に住む全人類全生命が死ぬわけで、そんな願いを引っ込められないさみだれは未だに小さな子供のままなのですが。
でも、単に「自分が死ぬから自暴自棄の八つ当たりで地球も砕く」というのではなく、平凡で真っ当な人生と地球破壊を比べた上での決断であると捉えるならば、私は「魔王」さみだれのスケールの大きさが感じられていいと思います。

ていうかこの辺のさみだれの心理はまた今度あらためて要考察だなー。
意外とさみだれの価値観てちゃんと見ないとわかりづらい部分があるようなないような。

ちなみに、幼少さみだれはアニマに「ゆーくんにまた会いたい」と願っていましたが、さてこれは願いとして正式にカウントされるのか。
なんとなくアニマならその辺もサービス扱いしてくれそうな気も……
夕日や半月の願いは叶えられた時に月が映し出されてはっきりとその瞬間願いが叶えられたとわかるのですが、途中からその演出がなくなったからなー。
アニマの「良かろう」も正式な願いとして受け入れたのかそうでないのかがわかりづらいです。

で、時を現代に戻して。
アニムス、騎士団に最終決戦の宣戦布告。
「次回(つぎ)が最後の戦い(ラストバトル)だ」
あぁ、くそ。
痺れる。
確かに、バトルマンガのラストバトルって結果的に色んな戦いが連鎖的に起こるものなんですよ。
トライガンのリヴィラズVSオカマ、ヴァッシュVSレガート、ナイブズVS地球艦隊、ヴァッシュVSナイブズとか。
ヘルシングのクロムウェル解放で最後の大隊と十字軍壊滅後にアーカードVSアンデルセン、その後すぐアーカードVSウォルター、同時進行で婦警VS犬の大尉、インテグラVS少佐とか。
一つ一つを個別にわけると小さくまとまってインパクトが小さくなる可能性もあるわけで、広げた風呂敷を畳めるなら最後にどばっと広げてみるほうが盛り上がるわけです。
うん、結果的にそうなるのはわかる。
けど、それをあえて言葉に出されて予告されると、なんかもう否が応にも緊迫感高まりますよね。
次の戦いで、十二体目を倒しそのままアニムスとの最終決戦でブルースドライブモンスターが発動する。
これが予告なしだと、十二体目は「最後の泥人形」というポジションでだけ見られて、その後にまだアニムスが控えててまだ最終決戦と呼ぶのには早いんじゃって気になっちゃうと思うんです。
でも、もう十二体目から最終決戦ですよ。
ガンガンテンション盛り上げて期待しちゃいますよポジディオン。
あれですね、歌の一番二番が終わって間奏入ってさぁこっからサビサビフィニッシュだって感じのテンションになってきました。
こっからはもう大団円に向かって叫ぶだけですよ張り裂けんばかりに。

さて、最終ページ。
対騎士戦に向けて爪を研ぎバビロンを鍛え上げる夕日。
自重を5秒とか言ってた頃がなつかしい頼もしさ。
『「みんな」に克つ』というその表現に裏はあるのか。
ここから物語りはどう転がっていくのか。
最後の最後まで応援して見届けたいなーと思います。
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