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2008.10/17(Fri)

081016 人に誇れる原稿を 

ドラは大学で漫画研究同好会なんてものに所属しているのですが。
このサークルでは、年に一度オフセット印刷で部誌を出します。
いつもは自分たちで手作業でコピー本なのですが、このときばかりは印刷所に頼んでちゃんとしたやつを作ってもらうわけです。

そのオフセ本の原稿の入稿に、今日行って参りました。
っつっても、俺自身はただ単に興味本位でついていっただけなんですけれどもね。
サークル内でオフ本の編集係をやらされていた友人二人がいくというので、ドラも入稿ってどんな感じなのかと見せてもらおうと思ってまったく何も仕事なんてないのに便乗してきました。
編集作業の手伝いとかも一切してなし。
すまん、TとP。
お疲れ。
みんなすぐ側で編集作業やってても無視してゲームやってて手伝ってくれなかったって怨嗟にも等しい愚痴、確かに聞き届けたよ。
そして忘れておくことにする。

以下、入稿の感想やサークルの連中の原稿を見てて思ったりしたこと。

【More・・・】


うちの漫研の連中はゴミばっかだな!!
などと言い捨ててみる。
いえ、決してゴミばっかってわけではないんですよ。
絵の上手さとか話の面白さで考えるとまぁ実際ゴミばっかなんですけど。
でも、下手は下手なりに描くということそのものにはマジメに取り組んでるし、ちゃんと与えられた締め切りは守るってやつのほうが多いには多いのです。
でも、ね。
一年生のうちは締め切り守ってた人でも、学年が上がるにつれて初心を忘れるというか、ぐだぐだになっていくというか。
1、2年生は頑張ってたけど3、4年生の締め切り守らなさが酷すぎた。
まぁかくいう俺も締め切り一週間以上ぶっちぎってましたけど。
編集係が「どうせ皆守りゃしないだろう」と先読みしてかなり早めに締め切り作っておいたのが大当たりですよ。
ていうか俺ですらまだマシなほうっていうのが愚かしい。
俺よりさらに一週間遅く、本当のデッドラインギリギリまで作業してたやつとかも何人かいたりとか。
みんな死んじゃえよ俺も含めて。

しかし、いろんな人の生原稿見てるとふと思うのが、原稿って描いた人の性格があらわれるなーっていう。
漫画原稿用紙に詳しくない人はわからないかもしれないけど面倒なのであえて説明なしで言いますが、断ち切りまでちゃんと線引かなかったりベタ塗らなかったりとか。
ベタの濃さがムラだらけだったりとか、下書きの鉛筆線が綺麗に消えて無かったりとか。
俺は変なところで几帳面なもんで、断ち切りの外までしっかり線引くし、ゴムかけも鉛筆線ちゃんと消えるまでガシガシかけるほうです。
まぁ枠とか背景とかミリペンで描いてると消しゴムかけたときに薄くなるんで微妙に恐々なんですけど。
あとは、下書きを全部水色の鉛筆で描いてて消さない人。
オフセット印刷用原稿ならではって感じの方法ですね、ちょっと勉強になった。
あるいはうちの部でもデジタルで描いて印刷する人が割りと多かったり。
フルデジタルで最初から最後までいく人もいれば、線はアナログでトーンだけデジタルって人もいるようですけど。

呆れるというか逆にもう笑うしかなかったのが、下書きの鉛筆線が残りまくりで提出してあったため、親切心で消しゴムかけてあげたらミリペンのか細い線がかすれて消えたり、そもそもどうやらうっかり線を引き忘れていたようで下書き消えたら線そのものがなくなったりしていた原稿。
うちの大学はキャンパスが二箇所あり、部室があるキャンパスではないほうに通っている部員が郵送で提出した原稿だったため、本人がいない状況でのゴムかけリテイク&バニッシング線。
流石に消しゴムかけたらキャラの下半身がなくなりましたというのでは色々ダメすぎるだろうというのでこちらで勝手に線を書き足す。
こんな不完全な状態で原稿提出するハメになるとはよほど多忙だったのだろうかと首を傾げかけるも、そいつの友人曰く「でもポケモンはやってるらしいけどね」で一切の容赦は必要ないことを知る。
不完全な原稿を、というか作品を人目に晒すことがこれほど愚かしいことだったとは。
俺も人のこと笑ってられないな。
冬コミもしも受かったら、今度こそはきっかり自分の持ちうる力を全て原稿にぶつけて完成させよう。

さて、そんなこんなで編集係だったやつらがだいぶ精神的に疲れながら集めて持っていった入稿ですが。
今回は日光企画さんにお願いしました。
御茶ノ水なんて行ったの久しぶりだったなぁ。
現地に到着したのが7時過ぎで、結局8時過ぎまで一時間以上かかってしまいました。
注文書に必要事項を記入しながら、原稿に問題がないかどうか一枚一枚お店の人にチェックしてもらう。
うへぇ、大変だなぁ。

ていうかまぁ今回のは一般向け(一応)健全創作の学漫本だからいいけど、エロ同人の原稿とか目の前で一枚一枚確認されるのってヤだろうなぁ。
女性の社員さんだったし。
といっても向こうは仕事でさんざか何百冊分もエロ同人の原稿を見てきてるだろうし、描く側も何度かやってりゃ慣れるものなのかもしれません。
まぁまだ一冊しか出したこと無いドラはまだまだ慣れる気がしませんが。

で、チェックしてもらってると、一応事前にこっちの編集係がある程度見てたはずなのに微妙な原稿が出るわ出るわ。
断ち切りまでちゃんと描いてないもの、端っこギリギリに文字が書いてあって断ち切られたときにきわどいもの、デジタルで描いて印刷したら自作のトンボ(印刷のときの目安になる線)がズレてるもの、モノクロ一色じゃないとダメなのにグレスケじゃないRGBのグレーで印刷してるもの、あるいはグレスケのグレーベタで二値化しづらいもの。
……まぁ大半はほんとに趣味で描いてるだけの同人未経験で、大学入ってから漫画描き出した初心者も結構いたりするから仕方ないのかもしれないけど。
むぅ、初心者にはやはり部内で事前に原稿の描き方を教育しないとダメだなぁ。
でも一応断ち切りだのグレスケベタはダメだのみたいな最低限の注意はしてた気がするんだけどなぁ。
まぁ来年はもう少し徹底しよう、うん。
デジタルでトンボ自作して印刷したらズレてるみたいなミスはデジタルで作業しない俺は知らなかったしね。

で、一時間以上もかかってようやく終わった入稿作業。
原稿チェックが終わってお会計で、30万もの大金を支払うことに。
はい、大金です。
夏に印刷した俺の同人の印刷費が3万ちょいオーバーだったので10倍。
数千部刷る大手の印刷費?
そんなもんは知らん。
しかし、部員も数十人も集まれば100ページ超の本が3冊ですよ。
表紙とか目次とか編集後記とかコメントページとか含めて120くらい。
それを各150部ずつ。
……部員数はその半分くらいなんですけどね。
「別に100でもよくね?」
「でも、100でも150でもそんなに変わらないから。一応部外に頒布する分も必要だし」
ということで。
100部と150部って値段一万くらいしか違わないんですよね。
大部数になればなるほど一冊あたりの印刷数は格段に割安になります。
しかし、たかが大学生の身だと、やっぱ万冊が数十枚ってのはなかなか圧巻な光景。
就職したらしたで30万なんて「俺の一ヶ月の給料より多いのか……」と感慨深いのかもしれませんが。
支払いも無事に済んでようやくお店を後にする。
日光の店員さん、お疲れ様でした。
帰り際にもらったバナナチョコ飴が美味しかったです。
なんとなく日光企画さんに親しみを感じてきてしまったので、機会があったら一度ここに頼みたいかも。

で、時間もいい感じに遅くなってきてたので、ついでに編集係二人と俺の三人で飯食っていくことに。
御茶ノ水の町をぶらぶら10分も歩き回った挙句、「面倒だからもう安いし日高屋のラーメンでいいか」みたいな流れに。
しかし、外食慣れしていないドラ、せっかく外で食うならもう少しマシなものを食いたいとダダをこねる。すると、友人Tが「あそこの店、前にテレビで紹介されてたな。店内ものすごい狭いけど」と駅前の店を一軒指差す。
それがキッチンカロリー満ぷく洋食
Tは狭いからイヤだと抜かすも、そう言われれば逆にどんだけ狭いのかと興味をそそられるのが野次馬人情。
もともと店を決めかねて安いからという惰性での流れで日高屋になりかけてたので、ドラの強い希望でキッチンカロリー満ぷく洋食に決定。
いざ階段を上ってみると。
うわ。
マジで狭。
イスに座ると冗談抜きに壁が目の前にある。
背をぐっとそらせばイスに座ったまま反対側の壁に触れそう。
しかし、俺たち以外には一人しかほかに客がいなく空いていたこともあってか、妙に居心地はよかった。
だらだらくだらないことしゃべりながら鉄板焼きのハンバーグを食べる。
うん、悪くない。
また今度一人できて孤独のグルメごっこでもしてみようか。
多分しないけど。
厨房ももしかして狭いのだろうか、お店の人がクソ狭いテーブルスペース側で待機してて、水がなくなるとすぐに新しいのをついでくれてたのもなんか印象的だった。
ただコップが妙に汚れていたのは忘れない。
他の二人のはきれいだったのにあたしのだけ汚かったのは忘れない。

印刷所にいくと、なんだか自分も本を作るのが楽しみになってきますね。
とりあえずコミケ受かってても落ちててもいいように、準備だけはしておこう。
今回はどうなることかなぁ。
金銭的な都合で落ちててもそれはそれでまぁいいかななんて思ってしまう自分が悲しい。
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