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2013.09/06(Fri)

20130906 マン・オブ・スティール 

マン・オブ・スティール 予告編3 (3:02) #sm20627942 http://nico.ms/sm20627942 (ニコニコ動画)
http://www.youtube.com/watch?v=CfRMW37AA7g (YOUTUBE)

マン・オブ・スティール見て来ました。
昨日。
なので感想とか。
以下、核心には触れないけどうっすらとしたネタバレありで。
前情報無しで見にいきたい人はご注意ください。




【More・・・】


パシフィック・リムを8月に劇場に足を運んで見て来まして。(しかも吹き替えと字幕で二回)
で、そのときに上記URLと同じ予告を見まして、そのかっこよさにワクワクしちゃったんですよ。
じわじわと盛り上がる美しく勇ましい音楽、印象的なセリフ、そして光る雲を突き抜けFlyAwayしていくスーパーマン。
もう見事にやられちゃいまして、家に帰ってからもなんども予告を見返すうちに、うんこれは劇場行こうと。
で、行ってきました。

予告編の音楽(タイトルは「What Are You Going to Do When You Are Not Saving the World?」というらしい、かっこいい)がいたく気に入っていたのですが。
これが劇中にたびたび流れる、それも良いシーンでばっかり。
それでもうじーんときちゃいました。
もし予告編を見てこの予告編めちゃめちゃかっこいいな、この音楽素敵だなって思ったら映画見てみる価値あると思います。

映画そのものはまあ100点満点の出来というわけでもなくて、色々ここがもっとこうだったらよかったなーなんて思った部分もありましたけれど。
それでも、個人的には見て良かった、楽しかったと素直に思えました。

多少ネタバレっぽく雑感を語ると、これは「マン・オブ・スティール」であって「スーパーマン」ではないということ。
古くから伝わる優秀な題材を、好き勝手に大胆にアレンジした別物という感じに仕上がってるんじゃないかと思います。
……すいません私スーパーマンの古い方の映画ちゃんと見たことないしましてやアメコミをやなのでそもそもスーパーマンとはなんぞやっていうのがわかってないんですが。
でもこのマン・オブ・スティール(以下、MOS)、直球にヒーローの活躍を描くというよりは、ヒーロー誕生譚と行ったほうが正しい。
この映画の主人公について語る時は、彼の地球人名クラークという名前で呼ぶほうがしっくりきます。
ヒーロー、スーパーマンではなく。

プロローグ、クリプトン星という人類とほぼ同じ姿の人々が暮らす別の惑星で生まれた赤ん坊が、滅びに瀕した惑星から種を残すための希望として地球に送り出されるところから話が始まります。
そして映画前半では地球人のケント夫妻に育てられ大人になった主人公クラークが、各地を放浪しつつ時にこっそり人助けをしている様子が描かれます。
のっけから火災の発生した油田で炎をものともせずに逃げ遅れた人を救出するクラーク。
このへんは個人的に映像で「あ、こいつスーパーだ」と思えたので悪くないつかみでした。
その後会場の油田採掘施設から陸地まで泳いできて、半裸になってたのでちゃっかり海沿いの家から服を盗んじゃうあたりとか若気の至りなおちゃめさも案外好き。
そしてここらへんからちょいちょい挿入されるクラーク少年時代の回想シーン。
周りの「普通の」子どもたちとは違う自分の異常な力に怯えるクラーク少年。
そんな彼を守り導く優しい両親。
しかし父は、彼を案じるあまり、「決して正体を明かすな、人前では力を使うな」と言い聞かせます。
人間は理解できないものを恐れる、お前が人間でないことが知れ渡ればお前は拒絶される。
たとえその力で救える人を見捨てることになるかもしれない状況であっても、お前のために正体は隠せ。
この、クラークの少年時代のエピソードが実に良い。
ぶっちゃけ、内容としてはベタなんですが、ベタなのがお好きな方は心に響くとおもいます。
ていうかこの回想シーン絡みでよく流れるんですよメインテーマ。
特に回想の中のあるシーンではちょっとうるっと来ちゃいました。
歳取るとどうも涙腺が弱くなっていけない……

クラークが放浪の末に自分のルーツ、正体を理解した後で、地球へゾッド将軍と仲間たちが乗った宇宙船がやってきます。
プロローグでクリプトン星でクーデターを起こし、クラークの生みの父を殺す宿敵ゾッド。
ゾッドはある目的のためにクラークを探しており、全地球へ向けて、地球に紛れ込んだクリプトン星人の生き残りが見つからなければ地球を攻撃すると脅迫のメッセージを送ります。
後半からはゾッド将軍たちとクラークとの激しい戦い、アクションシーンがメインになっていきます。
車を放り投げ戦闘機に飛び乗って叩き落とし町をぶっ壊しながらのアクションはなかなかの迫力。
特に終盤のクラーク対ゾッドの空中戦は、ネット上で他の人の感想で使われてる言葉をを身も蓋もなく言ってしまえば「ドラゴンボール」。
空を舞いながら高速でぶつかり合い、高層ビルをぶっ壊しながら互いをふっ飛ばしあう様はまさにあの感じ。
先日パシフィック・リムを見た時はそのロボットの重量感に感嘆しましたが、MOSでは等身大の超人のスピード感が心地いいです。

あとはついでに気になった点、個人的に不満な点もいくつか書いておくと……

・長い
二時間半くらいあるので多少疲れる。

・アクションがわかりづらい
スピード感出しすぎて目が追いつかないことがしばしば。
あと肉弾戦が多いので多少単調かもしれない。
ついでに私は大丈夫だったけど、視点がぐるぐる動くので人によっては3D酔い注意らしい。

・ドラマ的な良さは前半、派手なアクションは後半に集中している
後半は後半で盛り上げて来るんですけど、お話的にはもう一捻り欲しかったかなと。
後半はシンプルにアクションを楽しむのがいいと思います。

・ハリウッド的なラブ
気にしなければ気にならないけど、ノルマか何かあるのか。

・街、壊しすぎじゃね?
映像的な迫力のために建物がバンバン壊れていく一方で、半端に街の人々が描写されるのもあって、見えないところで犠牲者多そうだなーってつい気になる。
このへんは気持ちよく街を壊すために戦闘シーン付近では町中の人間描写を抑えたというパシフィック・リムが娯楽的に賢かったなーと感じました。

映画全体としてはなかなか良い感じに仕上がってたと思うので、記事冒頭の予告を見て気になった方は見てみるといいんじゃないかなと思います。
ちなみに私は3D吹き替えでしたが2Dでもよかったかも。
アクションシーンで字幕追うの大変そうだなと思って吹き替えにして、これも悪くなかったんですが、予告見てると役者の生の声も気になるので字幕版も見てみたいなぁ……
もう一回いくかどうか。
この夏から秋にかけては気になる映画が他にもたくさんあるので悩ましい。
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