2012.04/10(Tue)
20120410 秋田禎信作品はやっぱり素晴らしい
秋田禎信作品をここ数日ちまちま読んでます。
先月末に発売したオーフェン新刊の『解放者の戦場』読んでから。
原大陸開戦とか無謀編の最初のほうや最後のほうをつまみ読みしたり、ベティ・ザ・キッド読み直したり。
ベティは最初に読んだときにちゃんとした感想ここに残してなかったんだなぁ。
終盤の斜めにすっ飛んでいく怒涛の展開にぽかーんとしたのは覚えているが。
今になって逆に、世界観がすっ飛んでいくぞっていうのをわかった上でキャラクターを追いかけたら、すごく素直に各登場人物の腹の内の決着っていうのが収束していくのを感じられて、以前思ってた以上にシンプルな印象を受けた。
初読みのときに見落としていたウィリアムがベティを助けていた理由に今更に気づいたり。
ウィリアムもある種の超人というか、殺人精霊みたいな状態になってたところから、自分の意思で「人間」に戻ろうと足掻いていたんだね。
それはヘヴンの向こう、「あっち」という楽園から帰ってきてベティたちとともに砂漠で生きることを選んだフラニーととてもよく似ている。
方々の感想でも言われていることだけど、本当に「秋田哲学」の一つの結晶みたいな話。
人は安易に超越や楽園を求めてはいけない。
本当に大切なものは、人と人が触れ合うそのぬくもりの中にあるはずだ。
そういった作者なりの考えが、一つの作品だけでなく今までに描いてきたあちこちから透けて見えるっていうのがすごい。
……機械の仮病に関しては未だによくわかってないけど、あれもそういうことだったのかな。
哲学的ゾンビ。
人の皮を一枚剥ぐと全部機械で出来てるかもしれない。
そこに心はあるのか。
人と人はわかりあえるのか。
本当に信じるに足るものなどあるのか。
信じ切れなくなったときに、都合よく帳尻を合わせるように、機械化病が生まれた。
まるで御使いの言葉のように。
っていやまぁ最近機械の仮病読み直してないからテキトーだけど。
でもあれ読むのしんどいんだよなー。
気軽には読めない。
先月末に発売したオーフェン新刊の『解放者の戦場』読んでから。
原大陸開戦とか無謀編の最初のほうや最後のほうをつまみ読みしたり、ベティ・ザ・キッド読み直したり。
ベティは最初に読んだときにちゃんとした感想ここに残してなかったんだなぁ。
終盤の斜めにすっ飛んでいく怒涛の展開にぽかーんとしたのは覚えているが。
今になって逆に、世界観がすっ飛んでいくぞっていうのをわかった上でキャラクターを追いかけたら、すごく素直に各登場人物の腹の内の決着っていうのが収束していくのを感じられて、以前思ってた以上にシンプルな印象を受けた。
初読みのときに見落としていたウィリアムがベティを助けていた理由に今更に気づいたり。
ウィリアムもある種の超人というか、殺人精霊みたいな状態になってたところから、自分の意思で「人間」に戻ろうと足掻いていたんだね。
それはヘヴンの向こう、「あっち」という楽園から帰ってきてベティたちとともに砂漠で生きることを選んだフラニーととてもよく似ている。
方々の感想でも言われていることだけど、本当に「秋田哲学」の一つの結晶みたいな話。
人は安易に超越や楽園を求めてはいけない。
本当に大切なものは、人と人が触れ合うそのぬくもりの中にあるはずだ。
そういった作者なりの考えが、一つの作品だけでなく今までに描いてきたあちこちから透けて見えるっていうのがすごい。
……機械の仮病に関しては未だによくわかってないけど、あれもそういうことだったのかな。
哲学的ゾンビ。
人の皮を一枚剥ぐと全部機械で出来てるかもしれない。
そこに心はあるのか。
人と人はわかりあえるのか。
本当に信じるに足るものなどあるのか。
信じ切れなくなったときに、都合よく帳尻を合わせるように、機械化病が生まれた。
まるで御使いの言葉のように。
っていやまぁ最近機械の仮病読み直してないからテキトーだけど。
でもあれ読むのしんどいんだよなー。
気軽には読めない。
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