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2010.08/21(Sat)

コミックマーケット78 御礼&感想レポ 

お宝いっぱい夢いっぱいのカバンをかついでビッグサイト内を歩き回った後遺症で、カッチカチやぞ!って言いたくなるくらい硬くなってた肩のこりもいい加減ほぐれた頃に。
コミケお疲れさまでした。
夏コミ無事に終わった反動で何日かぐんにょりしてた、どうも、Draです。

せめてご挨拶だけでも当日の夜に書き込むべきだったんですけど、気がついたら何日も経ってしまいまして。
どうにも体や心の疲れから夜遅くまで起きていられなかったり、バイトなんかは普通にあったり、色々考えなければならないことが多かったりで、ブログの方まで手が回らず。
といった感じで言い訳もあらかた並べ終えたところで、あらためまして。


コミックマーケット78に参加された皆様、本当にお疲れ様でした!
当サークルのスペースに足を運んでくださった方、本を買ってくださった方、ありがとうございました!
なんかもうあの場所あの空間あの雰囲気にエネルギー分けてもらって生きてる気がするよぅ。

当日はおかげさまで新刊の世界樹本は閉幕少し前に完売いたしました。
ちょっとだけ自信になったような気がしますが、でも単に皆さんの優しさと熱気のおかげなのでうっかり慢心しないようにしないとですね。
冬の本も楽しんでいただけるものを作れるよう頑張りますので、今回の本を気に入っていただけた方はよろしければまた見に来てもらえると嬉しいなーなんて思います。
よろしくね!

以上を夏コミ無事終了のご挨拶とお礼に代えさせていただきまして、以下は個人的な日記みたいなレポ。
例によってぐだぐだ。

【More・・・】

14日 夜
学生時代の後輩であるpanaさんの家に泊めてもらいにいく。
自宅からでも普通に行けるしいつも行ってるのだが、今回は彼と合同でコピー本を作ろうという話が出ており、彼の家で前日に製本することになっていたのだ。
が。
「原稿できた?」
「できてません。先輩は?」
「できてねぇ」
というわけで来ていただいた方はご存知の通り、当日のスペースにはコピー本はおろかペーパーすら影も形もありませんでした。
オフセ本の入稿が予定より大幅に遅れた上にそこで燃え尽きてしまい、作業するだけのエネルギーが残ってなかった。
この私がオフセ入稿後に何か作るなんて絵に描いた餅もいいところだったわ……

panaの家には私の他にやはり後輩にあたる穂角さんも一緒に止まり、みんなで1~2日目の戦利品を読みふけったり買い物の分担の相談をしたりしてたのだが。
panaと穂角は二日目にも他サークルの手伝いで参加していたため疲れがたまっていたようで、まず穂角が日付をまたぐことなく横になって眠りに落ちる。
それに続くように俺もさっさと横にならせてもらう。
眠りに落ちる前、panaと交わした会話。
「俺、なんのためにお前んち泊まりに来たんだろうな……」
「完全に寝るためだけに来てる感じになってるじゃないですか……」

15日 5時
起床。
ちょうど5時くらいに、目覚ましも何もなくふっとむっくりとお目覚め。
普段は圧倒的なまでの寝覚めの悪さで意識が戻りかけても体が布団から起き上がることができず30分以上もぞもぞし続ける半死人のようなDraだが、こんなときばかりは別。
これから戦場へ行くという心地よい緊張感が眠気を遠ざけて気力を体にめぐらせているかのよう。
他の二人も程なくして目を覚まし、会場へ向かう準備をする。

6時 出発
panaの家から電車で大井町へいき、そこからりんかい線に乗り換え。
そこはもはや「見るからに」といった感じの、これから合戦城へ赴くべく武装を完璧にした猛者たちで溢れかえっていた。
いつもそうだが、電車の中で「あぁ、好みとか考え方とかは人によりけり色々だろうけど、こいつら全員仲間なんだよな」とふと思うこの瞬間が「コミケに来た」と実感する瞬間な気がする。

8時 国際展示場駅到着
ここで他の知り合いと合流。
穂角くんは他のサークルの手伝いへ行き、うちのサークルの売り子にはpanaの他に、THE・触手スキーことおまか雄さんが加わる。
全員そろったところでいざ会場へ。

8時半 スペース設営
自分のスペースへたどり着き、本を確認してスペース設営。
過去に幾度も繰り返した失敗を教訓をもとに、今回は最初に見本誌票を貼って用意しておいた。
ほどなくして巡回スタッフの方がいらっしゃり、滞りなくチェック終了。
虫の歩みだが多少は進歩もする。
いや、進歩してようやく人並みだからえばることではないんだが。

机周りをある程度準備したところで、あるものをとりだすDra。
以下、開会前の無様な一悶着。

C78 レポ

C78 レポ

C78 レポ

C78 レポ

C78 レポ

C78 レポ

C78 レポ


以前からイベント参加するたびに他のサークルさんがスペースで飾っているポスター見栄えよくて目を引いていいなぁとあこがれていたのだが。
今回ちょっと自分でも挑戦してみようと思い立つ。
新刊の表紙データ(B4)を倍の大きさに拡大して4分割し、コンビニコピー機のプリント機能で印刷。
継ぎ合わせるとB2サイズになる簡易ポスターを前日に印刷。
(B2そのまんまだと1スペース分に与えられた机の幅を超えてしまうので横サイズはちょっと切り落とした)
問題はそれを立てる方法だった。
事前にポスタースタンドなど用意していなかったDra、やはり前日になってネットで何かいい方法はないかと検索。
すると、薄い木の板をつなぎ合わせて立てるやり方を紹介していたサイトを発見。
「これはいける!」と思い、panaの家に行く途中でホームセンターに寄って木の板を購入した。

そして当日の有様が上記のマンガの通り。
「まさかこの歳でビッグサイトまで来て小学生の夏休みの工作みたいなことやらされるとは……」とぶーたれるpanaとおまかをよそに、嬉々としてガムテープで板をつないでいくDra。
そしてできあがった鳥居状のポスタースタンド(?)。
微妙にふらふら揺れてはいるものの、この時点ではそれなりに行けるような気がしていたのだが。
悲劇はこの後訪れる。
B4のプリントを4枚裏でテープでつないで作った簡易ポスター、つなぎ合わせているため強度的に少々頼りなく見える。
開場後シャッターが開いたときに風が吹いてきたらまずいんではないかと、補強でないかという話になる。
Draも一応その辺考えて裏からもう一枚くらいコピー用紙を重ねて貼って補強にしようと思ってたのだが、そんなんで補強になるのかと懐疑的なpanaとおまか。
そのうち、誰とも無く目をつけたのが、印刷所から搬入された本のダンボールの中に入っていたB4サイズのダンボール紙。
これも4枚あったため、これを貼りあわせた上にポスターをくっつければ強度的には申し分ないという話になる。
が、これがまずかった。
結果完成したのは、ポスターというより看板といった趣の、頑強なB2サイズ厚さ3mmの紙の板だった。
マンガの中では誇張表現で屈託無くセットしたように描いているが、実を言うとDraもなんだか嫌な予感は覚えていた。
とりあえず試しにと「看板」をスタンドにガムテープで貼り付けてみる。
固定が完了して、恐る恐る手を離した瞬間。
厚さ3mmの木の板からなるスタンドはまるで紙のごとくしなやかにぐったりと、看板の重みで後ろにしなって倒れていった。
島中なのでもちろん後ろには他のサークルさんがいるので倒れきる前に大慌てで手を伸ばして支えるDraたち。
その後も一応なんとかまっすぐ立ちはしないかとバランスをとってみたりその場でできるだけの補強を試みるも、いつ倒れて他のサークルに迷惑をかけるかもわからない危険物を使うわけにはいかないという結論に達して、泣く泣く作ったばかりのスタンドを撤去。
後には、無残に解体された大量の木の板が虚しく残された。
せめてこの看板だけでもどうにか飾れないかと熟考30秒、スペースの前側の机に貼り付けることに。
案外サイズがジャストフィットで、まぁこれはこれでいいかみたいか感じになった。
次はちゃんと壊れたり倒れたりする心配のない既製のスタンド買ってこよう……
なんかがさごそと妙な作業にふけって、周りのサークル様にはご迷惑をおかけいたしました。

ちなみに、まったく東方ジャンルに関係ないサークルなのに人物代理に東方キャラを立てているのは、pixivでお気に入りに入れてる東方絵描きさんたちがレポを投稿しているのを見て可愛いなぁと思ったから。
世界樹のキャラでもよかったんだろうけど、衣装が面倒なんですもの……
あ、うちのサークルで売り子した三人は全員むさい男です。


その後、片づけを済ませスペースの準備が出来上がる頃には既に開会5分前くらいになっていた。
スペースにはDraが陣取り、panaとおまかは素敵な財宝を手に入れるための大航海へ繰り出すモードに。
そして、

10時 開会。
アナウンスと拍手を聞き届け、Draのスペースから出て行く買い物組。
一人残ったDraは、まだ微妙に解体が終わりきっていなかったガムテでくっつけてある木の板をばらす作業をちまちまやっていた。

ここからは時間の感覚がよくわからなくなってくるので、箇条書きで。

・開始から10分ほど経った頃から、ちらほらと新刊を買っていってくださる方が出てくる。
拙い私の本を手にとってくださった方々には、本当に心から感謝を申し上げます。
ありがとうございました。

・ごーるどせーじさんがいらっしゃる。
今回の世界樹新刊には世界樹2の以前未完成のままコピー誌で発表した作品の完成版が収録されているが、これはこの人が完成版を見たいと希望してくださったことの影響が大きい。
もちろん自分が楽しいから、自分のためにマンガを描いてる部分は大きいが、人に求められて人に楽しんでもらうために描いてる部分も決して小さくない。
求めてくれる人がいるというのは素直に嬉しいことである。
ごーるどせーじさん、どうもです、お待たせしました。
差し入れでいただいたかりんとうと飲み物、美味しかったです。
いや、正確に言うと飲み物は他の二人に飲まれたから俺飲んでないんだけど。俺ェ……

・スケブを頼まれる。
今回は二人の方にスケブを頼まれる。
俺なんかの絵でいいのかしらと申し訳なくなりながらも引き受けさせていただく。
ショーグンとブシ子描きました。

・おつりで印象に残ったこと。
開会から30分くらいで、1万円はおつりありますかと尋ねられる。
が、残念ながら答えはNoだった。
おつりは小銭を数千円分しか用意しておらず、手持ちの千円札は買い物を頼んだ相手にほとんど渡してしまっていたので、対応できず。
うちに限らずどうか少なくとも午前中は島中では万券は使わないであげてください。
午後ならある程度本が売れたサークルならかえって歓迎してくれるかもしれませんが、まぁ基本はやっぱり崩してきて欲しいところ。
ちなみにそのときの人は後でまたお金が崩れてから来てくださいました、ありがとうございます。
他には、500円の本を100円玉4枚と10円玉10枚で買っていってくれた人がいた。
いや、10円玉まで総動員してうちの本を欲しがってくれたことには素直に感謝。
でもうち以外ではやらないほうがいいと思います、数えるのも面倒だし管理にも困るので。
まぁ買い物から帰ってきたおまかやpanaの「え、何この10円玉」というきょとんとした顔は面白かった。

・微妙に熱中症になりかけた?
10時から12時くらいまで一人で売り子を続けていて、その間もちろん水分はこまめに取っていたはずなのだが、途中なんだか頭の奥がぼーっとしてぴりぴりしたような感覚を覚えた。
もしかして熱中症の初期症状?と慌てて水分をがぶ飲みし知り合いが差し入れてくれた男梅をかじったが、気を落ち着けてからようやく自分がかなりの汗をかいていることに気づく。
開場の外で並ぶ人や会場内を歩き回る人はもちろんだが、座ったまま動かない決して油断してはいけないのだと思い知った。

・近くのスペースの人、倒れる。
Draのスペースの近くで何やら大きな物音が聞こえたので驚いて振り向くと、どうやら熱中症でふらふらになった人をスタッフの方々が救護室へ運ぶために机を動かした音だったらしい。
もちろん体調悪くなろうと思って悪くなる人などいるはずもないが、やはり普段以上に自分の健康に注意を払わなければならない場所なんだなぁとしみじみ感じた。
コミケは戦場というのはあれは比喩でもなんでもないな。

・安達貴族さん、来訪。
pixivで東方関連のマンガを描いているのを拝見してファンになり、お気に入りに登録させてもらっていた安達貴族さんという方が、スペースに足を運んでくれて本までいただいた。
元から知り合いな友達などを除いて、他の同人サークルさんが本を持ってきてくれたのは初めてで感激する。
貴族さん、ありがとうございました。
ナズーリン本すごく面白かったです。

・差し入れ持って来てくれた知り合い諸君ありがとう。
学生時代の知り合いとのちょっとした同窓会の場みたいにもなるコミケ会場。
とりあえず一言二言でも話せるとなんか安心する。

・新刊、完売。
今回は15時くらいに新刊の在庫がなくなって完売に。
もともとたいした数ではないとはいえ、売り切れるとは思ってなかったのでびっくり。
頑張って描いた甲斐があったなってちょっとだけご満悦。

・撤収準備。
そんな感じで新刊が売り切れてからは、早めに撤収準備を開始することに。
前回の冬コミで宅急便の列の長さを知ったので。
と思っていたが、閉会間際になって回るところなくなった知り合いが顔出してきて話し込んだりと作業が進まず。
結局宅急便出しにいったのは閉会直前だった。
ていうか会場マップの雨天時の集荷受付場所をチェックしてたせいで、宅急便集荷所がなかなか見つけられずダンボールを手で抱えて会場内をさまようはめに。
晴天時は外なんですね……
会場外の臨時集荷所の列に並び、潮風を感じながらじりじりと日に焼かれるDra。
実は替えのシャツを持ってきていて、宅急便出しにくる直前に「あー汗かいた」などといって着替えてしまったのだが。
完全に着替えるタイミング間違えた、並んでる間に汗だくや……
ダンボール抱えたまま列に並んでて出し終わる頃には握力もなくなってたし。
この次はカートでも持っていこうかしら。

・閉会
ちなみに集荷所を探してうろうろしてる間に閉会のアナウンス。
その場で立ち止まっていったん拍手。
皆様、本当にお疲れ様でした。

・撤収
宅急便出し終えてスペースに戻った頃には既にpanaたちの他知り合いたちが集まって机などを片してくれていた。
なのでそのまま撤収、会場を後に。
今回は特別うちあげなどはなしで大人しく家に帰ったDra。
帰りの電車の中で心地よい疲れを感じつつ、電車の中吊り広告をネタにしてシモネタジョークを考えていた。

・帰宅
ようやく家に帰り着き、風呂に入って飯を食って即布団へダイブ。
パソコンを開くのはおろか、手に入れた本を読む気力もありませんでした。


こんな感じに、まぁおおむね無事に今回も過ごすことができましたコミックマーケット78。
本を買ってくれた方、差し入れくれた方、お世話になった全ての人、ありがとうございます。
コミケへいった全ての人とあと行きたかったけど都合悪くいけなかった人も、お疲れ様でした。

コミケはやっぱり行くと面白いこと嬉しいことがいっぱりあるので、今から冬が楽しみです。
願わくば、冬コミで会場でお会いしましょう。
ノシシ
【編集】 |  11:31 |  同人活動  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

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